さりな blog

時々小説 時々つぶやき

Mにあげたラブレター

Mにあげたラブレター2

時は過ぎ、放課後。 先生の靴箱で待っていた。 四角だけの靴箱。私はそれを窓みたいと思ってしまう。「先生」私の後ろに居た、憧れの存在。 男子生徒に愛されている人。 関わりはあまりないけどそれでも惹かれてる。そんな奴が告白なんてしても、良いの?「…

Mにあげたラブレター

Mにあげたラブレターはごみ箱の中だった。こっそり入れといたのに、私はなんだか悲しくなってしまった。先生のバカ。そう言いたくても先生は既婚者なんだ。思いを伝えたかった。想いは砕け散り、涙が生成された。涙の工程が、決まっているかのように溢れ出…